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新市長の下の沼津市 一か月が過ぎました [議会・政治]

沼津市の新市長が誕生して一か月が過ぎた。世界一元気な沼津を標榜した新市長だが、全くの素人といってよく11月議会の中でもいろいろな珍事が起こった。
これはこれで新鮮でよいのかもしれない。

ただ、気になるのはすべての政策に「これから勉強していく」というフレーズがついて回っていることとと、「市民の意見をまとめ皆が幸せになるよう」市政を進めていくという点だ。

耳を疑うこの台詞はいつまで使われるのだろうか。

本会議の中でも委員会の中でも指摘させていただいたが、20万人の市民の代表である。政策の決断を迫られている案件はいくつもある。ましてや市の最大の争点である鉄道高架事業は多くの推進派と根強い反対派との確執が相当なものとなっている。

様々な市民の方々とお会いし話す機会があるが、「沼津はこれから大丈夫なの?」ということを皆さんがおっしゃる。

私は「世界一元気な沼津」を作るために市民が選んだ市長なのだから、市民が一つにまとまる気持ちでいなければいけないと思う、と答える。

みんなで向かう一つの方向性や仕組みを新市長が打ち出せるかどうか。これだけは市民の意見を聞いてつくられるものではない。

新市長誕生から2週間 [議会・政治]

が経ちました。
政治経験のない新人候補が現職に大差をつけての当選。

なかなかドラマチックな選挙を終え、ここのところ様々な評価が聞こえてきます。

アメリカの大統領選挙、イギリスのEU離脱を決めた国民投票、東京都知事選挙…。

政治ネタがメディアで多数取り上げられる中、沼津市長選挙も今の時代を映す鏡のような結果が出たといってもいいと思います。

沼津を変えたい、新しい風を吹かせたい、と言う信念で行動した市民。

現状の沼津を最低限維持するには既定路線の変更はますますの衰退を招き、危ういと考えた市民の方々。

それぞれに主張があり、行動されたのだと思います。

私が気にしているのは

選挙公約と現実の政策の実行力

です。

私は今まで4回選挙に出ています。1回目はやり方が分からず周りに方々に迷惑をかけながら落選を経験しました。

2回目からは順調に当選することができています。

どの選挙でも、自分がやってきたこと、やろうとしていることをきちんと文書で示し、簡単なリーフレットを作り、自分自身の行動をなるべくガラス張りにして示しています。

政治家は何をやったか、なにをやるか。この言葉に尽きると思います。

これは最低限のルール、というか選挙民に対する礼儀だと思っていました。

しかしながら、選挙のやり方もだいぶ変わったようで、今回は最重要課題を争点にしない、と言い切った新市長が誕生しました。

自身の判断を示さない選挙。

こんなのがありなんですね。

ご当選後に、幾人かの方に議会は新市長をしっかりサポートして欲しい、旨のお話が。

本来議会は市政執行に対するチェックが最大の仕事ですので。これは是々非々で行かなければいけないと思っています。まずは政策を見てから。

市民の政治に期待する空気感、をしっかり受け止め、私は私の信念でこれからもやっていきたいと思います。

金曜日に11月議会の告示が行われます。

大沼市長の下の沼津市が始まります。

9月議会開会中 一般質問と27年度決算 [議会・政治]

14日より9月議会が始まっています。
9月議会では前年度の決算を審議するので「決算議会」とも言われます。

全国的な人口減少の中で、自治体の予算規模は今後徐々に縮小していくと思われますが、福祉をはじめとした市民サービスへの期待は逆に高まるばかり。

今までの観念とは違った税金の使い方、財政の考え方が始まっています。ハコものを作ることから建築物の寿命を延ばすようになったり、民間に任せられる仕事は民間に任せたり、自治体の土地や建物を使って使用料や広告収入を増やしたり。ふるさと納税も賛否がありますが、いかに市民サービスに使えるお金を増やすかといった点では一つの良い試行だと思います。

さて、私の一般質問ですが、今回は「海」「農業」「教育」について話しました。
「海」に関しては沼津のにぎわいづくり、地域振興、観光、郷土愛、といった様々な観点から海岸線の利用をもっと規制緩和して市民が使えるようにしたらどうか、という提案をさせていただきました。
8月に行われた沼津ビーチフェスはもともと牛臥海岸で開催していますし、今年からは牛臥山公園も会場とすることができました。公園内では様々なグッズの販売、飲食の販売とそのスペース確保ができ、このエリアの一体的な付加価値を上げることができたと思っています。
一日限りの「営業」でしたが、市内にはいくつもこのような海岸があります。もしそれぞれの海岸でカフェやレストラン、カヤックやSUPのステーションを設置できればこれは間違いなく沼津の人気スポットになると思います。
また、このビーチフェスに今回はSUPヨガ協会が参加して下さり、タレントの田中律子さん(協会会長)を含めたスタッフの方々が実際にSUPヨガの教室を開催してくださいました。午後は牛臥山公園で律子さんのトークショーが行われ、「沼津の海は素晴らしい!呼んでくれたらまた来ます。」といった内容のお言葉をいただきました。

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このビーチフェスの前身となるウィンドサーフィンジュニア教室から数えると今年で7年目。立ち上げ時の苦労もありましたが、今となってはここまで大きくなって本当に良かったと思います。スタッフとして動いてくださっている皆さんには本当に頭が下がります。
ビーチフェスは公有地を使って実施しています。リバーサイドホテル前の階段堤(公有地)で実施している「かのがわ風のテラス」のように沼津の海活用を図っていきたいと思います。

「農業」については新たな農産業としてオリーブに目を向ける提案をしました。
市内では戸田から浮島まで何件もの農家、企業がオリーブを育て始めています。もともとミカンやお茶の農家さんが多い沼津にとって新たな果樹栽培を支援していくことは意味が有ることだと思います。私は、私の経営する就労支援事業所ユースエイドで、利用者の皆さんと長泉町の耕作放棄地を開墾し、この春から129本のオリーブを育てています。いろいろ調べてみるとこれからの栽培品目として非常に価値があるとわかります。静岡県でオリーブ栽培支援を一番に手を挙げてはいかがか、という提案をさせていただきました。さて、今後どうなることでしょう。

「教育」については市長や教育長の現場視察の重要性を訴えさせていただきました。
学校が荒れていたり、授業が成り立たなくなっていたり、いじめや不登校が多かったりするのはその学校の空気で感じることができます。
私は教育現場に長くいた経験から個々の子どもの育て方、子どもの集団のコントロールの仕方、親の育て方を一応分かっているつもりでおります。今、沼津市の教育現場にいらっしゃる先生方の何割かは、そういったノウハウを習得できていなかったり、先輩から指導されていなかったりするのは事実だと思います。また、社会人としての基本も身につけていない先生がいらっしゃるのも事実だと思います。大きな組織ですからこれらを根本的に治すのは市長や教育長といったトップがきちんと事実を把握できていなければいけないと思います。そういった意味であらかじめ予定された授業参観的な視察でなくて本当の現場を見る行動をお願いしたいと思い質問させていただきました。
不登校ゼロを目指してずっと発言と行動をさせていただいていますが、まだまだできること、やらなければならないことはたくさんあると思っています。市長や教育長がこういった観点で現場を見てくださることを期待しています。

さて、来週からはいよいよ一般会計と特別会計・企業会計の決算審議が始まります。私は特別会計・企業会計の委員会の委員長ですので自ら質問することはできませんが、きちんとした審議になるよう努めてまいりたいと思います。

9月議会 [議会・政治]

が始まります。昨日告示がありました。
今回は9月14日から10月17日まで。

平成27年度の決算を主に審査します。

話は違いますが、沼津市の少年自然の家は民間の経営手法を取り入れることになり、これまでの少年自然の家としての役割を閉じることとなりました。

新たなコンセプトは「泊まれる公園」だそうで、キャンプや野外コンサート、アウトドアキッチンなど今までになかった新たな取り組みが始まるのではないかと期待しています。

愛鷹広域公園内の各競技場を利用する方々の宿泊施設として利用されるのはもちろん、子どもに限らず多くの方々に素敵な自然体験を提供できる施設になってほしいと思います。

また、10月30日には沼津市長選挙も予定されています。現職の栗原市長の他に出馬を予定されている方がいらっしゃるようです。

沼津の将来を大きく左右する市長選挙ですから、市民の方々としっかり話をしていきたいと思います。

6月議会開会及び選挙 [議会・政治]

6月議会が開会しました。補正予算等の案件がいくつかあります。
また、6月議会の目玉は各常任委員会等の正副委員長の改選が行われることです。
私は本日、特別会計企業会計予算決算委員会の委員長に選出されました。
病院や上下水道、国保等、本市の予算の約半分を占める重要な予算決算委員会を司ることになります。
14名の委員の皆さんとともに闊達な意見を交わせるよう努力していきたいと思います。
また、今議会の一般質問の通告も行われました。

私の質問は
1、災害時の避難所運営マニュアルの特に障害者の避難について
2、消防団の増強について、区割りについて
3、ことばの教室の運営について、各課の連携について
4、放課後児童クラブの運営について、特に定員を超えているクラブの今後について
5、新しい教育長の教育理念について、各施策について
です。

もう恒例になりましたが私の質問スタイルは一問一答方式です。
時間内なら何度でも質問できるので突っ込んだ、わかりやすい議論が可能です。
事前通告は済ませてありますが丁丁発止の議論となるよう努力しますのでお時間があればぜひ議場に足をお運びください!

沼津市議会臨時議会 [議会・政治]

が開催されました。
冒頭、熊本の大地震で被災された方々に対し黙祷の時間がありました。
私は伊豆群発地震、阪神淡路大震災、新潟中越の地震そして東北大震災とそれぞれに何らかの関わりがありました。今回は久留米・福岡から帰って三日後の地震でしたので彼の地でお世話になった方々が安全に生活できているかが心配です。また、東北同様、議員でお金を集め寄付をしようという話にもなりました。

さて、臨時議会の議案はというと、この4月からスタートしている駿東伊豆消防に関する議会の議員の選任、保育園の保育料引き下げの条例議決などでした。保育料に関しては周辺自治体と同レベルになりました。

防災の最前線である地域消防の枠組みがここで大きく変わりました。
地域連携型の消防組織を作っていくわけですが、静岡県東部地区は若干「いびつ」な地域連携になってしまっています。三島、長泉、裾野で一つ。沼津、清水町、函南町、伊豆の国市、伊豆市、伊東市、東伊豆町で一つの消防本部を作ることになってしまっています。

「伊豆は一つ」というキャッチフレーズで例えば車のナンバープレートに「伊豆」ナンバーを作るなどの動きをしたにもかかわらず、市民の安全安心の実現の最重要課題で分裂した形となってしまっています。近隣であるにもかかわらず黄瀬川や国道246あたりを境に救急や消防の管轄が違うということになってしまいました。

熊本地震の被害や支援の状況が伝わってくるにつれ、自治体の縦割りの組織が地域ではうまく機能しない現実が明らかになってきています。例えばこの地域が被災した場合、消防の枠組みの違いが対応に影響を与えることは必ずあると思います。

今後を見据え、発言していきたいと思います。




就労支援を頑張る若者と地方創生議員研修 [議会・政治]

年度初めのあわただしい毎日ですが、少し遠出して障害者雇用と就労機会の創出に取り組んでいる若者と会い、また、地方創生のための政策の在り方に関する議員研修に参加してきました。
私は不登校ひきこもりの若者支援をしたいという願いから、4年前に就労継続支援A型事業所を立ち上げ微力ながら精神や知的、身体の障害を抱えた方々の就労支援、いわば社会復帰のための事業に取り組んでいます。この仕事の中でご縁ができた方と会いに、また、仕事を通じて志をもって社会貢献に取り組んでいる生の姿とお考えを聞くために久留米まで足を延ばし、翌日福岡にて地方創成の議員研修をまるで大学のゼミのような状態で受講して参りました。

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詳しくは書けませんが、ご自身の利害でなく、障害を持たれている方のために何ができるかを考えて時間とお金をかけている若者のお姿には感動しました。こういう人もいるんだな、こういう人がいるからこそ社会は変わるんだなとつくづく思いました。

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また、大阪市立大学大学院の有名な先生の政策論の授業に臨み、やはり専門的に物事を学ぶのは楽しいし、私自身社会人として今までの様々な経験があるからこそ、改めて大学の講義を受けてみたいな、勉強しなおしたいなと素直に思いました。

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私は今期を終えると(あと3年)ちょうど10年市会議員をやったことになります。10年やると見えてくるものが、今、うっすらと見えてきているのかなとふと感じました。

今回の交通費等は今話題の政務活動費を利用しています。
だから、ではありませんが、沼津の地域に活かせるよう次の行動につなげたいと思います。

沼津市政報告会&公聴会in西浦地区センター [議会・政治]

を開催いたしました。戸田地区からもマイクロバスで来てくださいました。ありがとうございます。
会派として沼津市に行っている政策提言の説明と、市民の皆さんのご意見を伺う会です。

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8人の議員で行ってる日々の活動を政策として昇華させ、具体的に一般質問等で訴えているものをなるべくわかりやすく説明しています。

市民のみなさんからの意見は地域によって全く違います。

西浦、戸田地区では環境問題、津波対策、道路整備、観光産業誘致、そして国立公園法など関連規制法が議論されました。

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まちに住む人には想像できない苦労を抱えた生活があります。
また、まちに住む人には味わうことのできない素晴らしさもあります。

沼津は都会的魅力とこういった地域の自然いっぱいの魅力と兼ね備えたまちです。
特に海を活かした観光を活かす、といった点はまだまだできることがあると思います。

香貫山を電気自動車で巡る社会実験実施しました。 [議会・政治]

大岡地区、第五南地区の住民の方々にご協力いただき、以下のような趣旨で社会実験を実施しました。

住宅地に商業施設や病院を巡るコミュニティバスを運行させることはできないか。
また、足腰の弱いご高齢の方や障害を持った方は普段、香貫山に登ることができないので、こういった方々対象の香貫山周遊バスを環境に優しい電気自動車で運行できないか。

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この日参加してくださったのは自治会や社会福祉協議会の責任者の方と、ご高齢の方々20名。

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感想は…。

こんなに香貫山が素晴らしい所だとは知らなかった!
高齢者や障害のある人にもこういう景色を見せてやりたい!
電気自動車で運行台数を制限するならば環境にも影響ないだろうしぜひ実現させてほしい!

とのことでした。

私も子どもと一緒にこのルートをよく歩くのですが、確かに足腰に自信がないと香貫山行は楽しめません。これから桜の季節、若葉の季節、夏の行楽シーズンを迎えます。香貫山は市街地に近く本当に沼津市民に愛されている山ですので是非実現したい事業だと思います。

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因みに私の下の娘は香奈というのですが「香」の文字は香貫山から頂きました。(^^)/

3月1日の一般質問通告内容 [議会・政治]

12日より2月議会が始まりました。3月1日に一般質問の個人質問が行われます。昨日その通告を済ませました。

今回の質問内容は、

1、放課後児童クラブの運営について 定員が超過しているクラブの実態と今後の対策

2、人と動物の未来センター構想以後の「動物愛護」の方針

3、本市の産業に資する戦略をもった国際交流事業について

4、教育政策の成果と今後の方針について
特に、いじめや不登校の対策、富士山の日の休業、外国人児童生徒の日本語教育、補助教材選定など

5、本市中学生の傷害事件について

です。特に5の本市中学生のひき起こしてしまった事件については、これまでの生徒指導の現状と今後の取り組みをきちんと議論しなければいけないと思います。

マチが荒むとこういった事件が起きます。子どもたちの社会ばかりでなく大人の社会の問題とみると様々なひずみが浮き彫りになります。政治に関わる人間としてその重要性はひしひしと感じております。

子どもたちを健全に育む一助にこの質問がなればそれで幸いです。

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