沼川新放水路の整備開始！

委員長として11月議会の建設水道委員会、付託案件3件の審査と、4件の報告を確認しました。

付託案件3件は　１、市道路線の認定　２、市道路線の変更　３、沼津駅北拠点施設建設工事の工事請負契約の締結　でした。　この施設は　今年取り壊したキラメッセに代わり、県が建設するコンベンションセンターに隣接する、新しい展示施設となるもの、です。今のところ、新キラメッセ　と呼んでいます。

プロポーザル方式で業者選定をし契約をしたのですが、最終的に１グループのみの候補者となっていたことや、金額が44億6565万円という高額なものであること、また、旧キラメッセとのコストの比較などで、二時間近い審議となりました。

報告事項4件は　１、市営ナティ駐車場の民営化に向けた取り組みについて　２、沼津駅付近鉄道高架事業に関するＰＩ委員会について　３、富士川水系富士山麓沼川ブロック河川整備計画について　４、沼津市送水管理センター整備事業について　でした。

特に、　沼川ブロック河川整備計画とは、沼津市西部地区の積年の課題であった治水問題の抜本的解決をはがかるもので、ようやく動き出したものです。
古くは高橋川新放水路と言われ、その後は新沼川放水路と言われ、平成9年の河川法改正を経て、ここへきてようやく高橋川上流から南進し、沼川と交差し、ＪＲの三本松踏切の北側からボックス工法という工法で地中に入り、海へ放流する「沼川新放水路（仮称）」の計画がスタートする、というものでした。

流量は毎秒150㎥程度が目標で、北から南へ延長2.3キロメートルの、直接海へ流す放水路です。

私はこの地区で仕事をしていたことがありますが、大雨のたびに住宅や車が水につかり、付近の住民が大変な思いをされていることは、知っています。
今まで様々な方が陳情をし、地元の勉強会や協議会等を経て、ようやくここまでたどり着いた感のあるこの事業の、スタートの建設水道委員会を開催した者として、感慨もひとしおでした。
早速、今晩から地元の意見交換会が始まります。残りは9日、13日にも実施されます。

こういった放水路建設による治水対策や、愛鷹ＰＡへのスマートインターチェンジの建設など、様々な要因ともに沼津市西部地区のさらなる発展が図られることを祈ります。一体的に取り組んで行けたら素晴らしいのですが。