大阪水上隣保館にて
会派の視察で、大阪水上隣保館に行ってきました。
今から80年前の1931年、まだ戦前の昭和6年に中村遥(はるか)・八重子夫妻が、大阪湾の水上生活者の子女を養育する目的で創設した児童養護施設、すなわち昔の名前でいうところの孤児院です。
戦災や台風の被害を受けながら、現在の天王山の山懐に落ち着き、関係者の想像を絶する努力により、現在、児童養護施設「遥学園」、児童心理養育施設「ひびき」、その他、乳児院や幼稚園、保育園、特別養護老人ホームなどを擁し、日本最大級の規模を誇っています。
私たちがここまでたどり着くのには、NPO法人NVN沼津災害救援ボランティアの会の稲木理事長や石川副理事長のお導きがあり、昨年の11月に行われたNVNの講演会での大阪水上隣保館理事の延原(のぶはら)先生との出会いがありました。
折しも沼津で里親をされている方との交流があり、昨今問題になっている児童虐待の問題の根源や対処法について様々な思いを巡らしていた時だったので、この大阪山崎の地で暮らす子どもたちの瞳の輝きにふれることができたことは、今後の活動に対する勇気をもらった気がしました。
特に私たちと同行して隣保館を訪れてくださった、石川副理事長には仲介役としてとてもお世話になり、普段の災害救援活動以外にも、こういった人の命を大切にする石川さんの前向きな行動に深い感銘を受けました。
政治を議論する者と、実践をする者とでは問題のとらえ方にスタートの時点から食い違いがあることはあると思います。しかし、お互いに現実を直視し、よく話し合ってことを進めていけば、何かしらの改善策を見つけていくことができると感じた一日でした。
大阪水上隣保館の理事長はじめ関係者の皆さん、ありがとうございました。
下が「ゆりの礼拝堂」です。
日本画家野中義照氏が、模写「懐妊の聖母」を寄贈するために大阪水上隣保館を訪れたところから建設の話が始まりました。詳しくは、
「懐妊の聖母」~ある児童養護施設の記録~野村篤著、亥辰舎刊
に書かれています。
イタリアのモンテルキという村の礼拝堂にある画家ピエロ・デラ・フランチェスカによる「懐妊の聖母(マドンナ・デル・パルト)」を野村義照氏が模写したのがこの絵。
ゆりの礼拝堂を建設するきっかけになった。礼拝堂の最前部の、子どもでも手の届く位置に配置されている。
今から80年前の1931年、まだ戦前の昭和6年に中村遥(はるか)・八重子夫妻が、大阪湾の水上生活者の子女を養育する目的で創設した児童養護施設、すなわち昔の名前でいうところの孤児院です。
戦災や台風の被害を受けながら、現在の天王山の山懐に落ち着き、関係者の想像を絶する努力により、現在、児童養護施設「遥学園」、児童心理養育施設「ひびき」、その他、乳児院や幼稚園、保育園、特別養護老人ホームなどを擁し、日本最大級の規模を誇っています。
私たちがここまでたどり着くのには、NPO法人NVN沼津災害救援ボランティアの会の稲木理事長や石川副理事長のお導きがあり、昨年の11月に行われたNVNの講演会での大阪水上隣保館理事の延原(のぶはら)先生との出会いがありました。
折しも沼津で里親をされている方との交流があり、昨今問題になっている児童虐待の問題の根源や対処法について様々な思いを巡らしていた時だったので、この大阪山崎の地で暮らす子どもたちの瞳の輝きにふれることができたことは、今後の活動に対する勇気をもらった気がしました。
特に私たちと同行して隣保館を訪れてくださった、石川副理事長には仲介役としてとてもお世話になり、普段の災害救援活動以外にも、こういった人の命を大切にする石川さんの前向きな行動に深い感銘を受けました。
政治を議論する者と、実践をする者とでは問題のとらえ方にスタートの時点から食い違いがあることはあると思います。しかし、お互いに現実を直視し、よく話し合ってことを進めていけば、何かしらの改善策を見つけていくことができると感じた一日でした。
大阪水上隣保館の理事長はじめ関係者の皆さん、ありがとうございました。
下が「ゆりの礼拝堂」です。
日本画家野中義照氏が、模写「懐妊の聖母」を寄贈するために大阪水上隣保館を訪れたところから建設の話が始まりました。詳しくは、
「懐妊の聖母」~ある児童養護施設の記録~野村篤著、亥辰舎刊
に書かれています。
イタリアのモンテルキという村の礼拝堂にある画家ピエロ・デラ・フランチェスカによる「懐妊の聖母(マドンナ・デル・パルト)」を野村義照氏が模写したのがこの絵。
ゆりの礼拝堂を建設するきっかけになった。礼拝堂の最前部の、子どもでも手の届く位置に配置されている。
2010-03-30 13:40
コメント(1)
石川様
ブログでの掲載、有難うございます。
4月10日11日に大阪水上隣保館「桜バザー」に参加してきました。
野村義照先生も公演をして頂き、大変有意義でした。
今後も何かしら携わっていきたいと考えております。
石川様のますますのご活躍お祈ります。
by 江川 イサム (2010-04-15 16:04)